第2章
コミュニケーション

03 ゴールデンルールとプラチナルール


■前項で少しゴールデンルールに触れました。

■ゴールデンルールとは、「自分にして欲しくないことは相手にも絶対しない」とお伝えしました。

■これを逆に言えば、「自分がして欲しいことは相手にもしてあげる」と解す事ができます。

■自分がして欲しいことを相手にするわけですから、相手から好感を持たれるのは当然です。

■しかし、自分がこれを使っているからと言って相手の気持ちを無視することはやめてください。

■相手からしてみたら、余計なお節介であったり善意の押し売りになってしまいます。

■一人よがりな好意や愛情を一方的にするのではなく、相手の気持ちや状況をよく考えて実行するのが大切です。


■もう一つご紹介いたします。

■それは、プラチナルールです。

■プラチナルールとは、「相手の気持ちに合わせて相手が望むことをしてあげる」ということです。

■これをもっと簡単に言ってしまえば、「相手が、して欲しいと思っていることをしてあげる」ということになります。

■仕事で言えば、忙しそうにしている同僚や上司、部下に対して手を差し伸べてあげることにより、高感度が上がるといった考え方です。

■これは、相手の考えていることをある程度把握していればとても有効的なコミュニケーションツールになります。

■相手が何を求めているのかを正確に見極め、自分の能力に合わせたコミュニケーションを図ることによって、自分に対しての高感度や評価、人間関係を効果的に築くことができます。


■上記の二つのルールを使ってコミュニケーションが取れるようになったら、次のことを実践してみてください。

■それは、自分がして欲しいことを相手に伝えることです。

■信頼関係が築けた中で、自分がしてもらいたいことを伝えるのはとても大切なことです。

■自分の抱えている問題や欲求、不安材料などについて話すことによって相手に対する信頼感や愛情を伝えることが出来ます。

■自分の気持ちを自然な形で話してくれる人は、裏表の無い人で安心できると感じてくれます。

■逆に言ってしまえば、自己主張が出来ない人は、自分の意見や考えをはっきり伝えられない未熟な人と思われてしまい、相手の好意や評価が下がるということです。

■ですから、率先して自己主張しましょう。

■しかし、主張しすぎも良くないので注意が必要です。

■それだけ人の気持ちは、デリケートだということです。


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