第2章
コミュニケーション

04 コーチング活用術


■職場での人間関係の悩みというのは、何も部下にしか無いというわけではありません。

■同じ人間なのですから、上司の方にも悩みがあったりするものです。

■私もこの経験者の一人です。

■部下とうまくいかないということが、半年以上も続きました。

■今現在は、そういった悩みは一切ありません。

■問題を解決するための手法として、コミュニケーションスキルの他にコーチングという手法を使います。



■コーチングの主なメリットとしては、相手が自分に対して信頼感情が生まれ人間関係構築のための手段になるということです。

■何故ならこの手法は、相手を説得させるのではなく納得させることが目的で使われるからです。

■単純に、人から何か言われて行動を起こす(反応性)よりも、自ら行動する(主体性)方が生産性が向上するのは言うまでもありません。


■それでは、コーチングについて深くご説明しましょう。

@部下が納得して目標に向けて行動が出来る。
■これは上記でもご説明しましたが、コーチから言われて行動を起こさせるということではありません。

■自ら行動させるための手段として考えてください。

A目標に対して手段を自ら模索し見出す。
■人は話をすることによって、自分が何を考えているのかを話しながら同時に耳からも情報が入ってきます。

■話すことによって考えが整理され、手段を自ら見出すことができるようになります。

B人は無意識に聞き手を求める。
■人は、自分の考えていることを整理するために、無意識に聞き手を求めています。

■上司であるあなたが聞き手になることによって、相手の考えを引き出し手段の発見に導くことが出来ます。



■今まで説明してきた内容は、職場において必要なスキルの内容でした。

■しかし、少し応用すれば夫婦間のやりとりや子供とのコミュニケーション不足の解消につながります。

■その手法は、「サジェスト=提案」です。

■頭から物事を言われるとあなたはどう思いますか?

■指示されて「ああしなさい、こうしなさい」などと言われたらあまり良い気分はしないと思います。

■「〜は、どう?」のように、サジェストすることによって正しい答えの選択肢を与え、相手に選択させることによってお互いの言い分が納得されるわけです。

■自ら選択したことは、自から行動しますよね?

■是非、活用してみてください。

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