04 第三の習慣
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■この章では、分かりやすく明日からでも直ぐに活用できる時間管理の手法をご紹介します。 ■一日は、限られた24時間です。 ■そしてその時間は、誰にでも平等に与えられた貴重な資源として考えることができます。 ■しかし、その時間がすべて自分で自由に使えるかというとなかなかそうではないのが現状です。 ■自分の時間でありながら他人が関わることもあれば、その人自身の時間になることもあります。 ■実際、自ら自由に時間をコントロールすることは出来ません。 ■まずは、時間について学んでいきましょう。 ■時間は、目で確認することは出来ません。 ■しかし、時間を出来事の連続体と考えることが出来ます。 ■そして、二つの軸を使って、その出来事を捉えることが出来ます。 ■それが、以下の表です。 表参照 ■皆さんは、日頃どの領域で時間を取られていますか? ■“緊急で重要”の第T領域ですか? ■あるいは“緊急だが重要ではない”第V領域でしょうか? ■職場では、現場に近ければ近いほど第T領域の方が多いようです。 ■中には、第V領域に多くの時間を取られている方もいらっしゃることでしょう。 ■第T領域と第V領域が共通しているのは、緊急ということです。 ■この中で過ごしている人は、ある種の達成感は味わえますが、緊急中毒に冒されストレスは溜まり、肉体も疲れ果てます。 ■そして第T領域と第V領域の仕事が終わると、何処に向かいますか? ■そこは、第W領域ではありませんか? ■そして、次の日も同じことの繰り返しをしてしまいますよね。 ■しかし、本来一番考えなければならないことは、第U領域のプランニングではないでしょうか。 ■歯が痛くてどうしようもない時は、第T領域の緊急かつ重要です。 ■我慢できなくて辛いですよね。 ■さらに、治療にも時間や費用がかかり、まったく良いことはありません。 ■第U領域のプランニングで定期検診さえしておけばこんなことにはなりません。 ■つまり、健康維持の活動は、全て第U領域のプランニングになります。 ■仕事上でも第U領域の活動はたくさんあります。 ■普段何気なく使っている機械のメンテナンスは第U領域のプランニングによって行われます。 ■自分の技術や知識を身につけるのも第U領域のプランニングです。 ■お客様へのサービスや、日頃からの人間関係作り、部下指導も第U領域の活動になります。 ■つまり、プランニングの時間が特に大切だということです。 ■それでは、常日頃から第T領域と第V領域を繰り返し、自宅に帰ったら第W領域にという生活を繰り返している人がどのように第U領域のプランニングの時間を作るかをお教えいたします。 ■それは、第V領域の時間を削ることです。 ■しかし、削りすぎは良くありません。 ■第V領域は、人との係わり合いを持っています。 ■だからこそ、第U領域の時間を使って時間管理を行い、その時その時の食事会や飲み会が必要なのかどうかを判断します。 ■必要でないならはっきり断り、必要なら参加をすればいいのです。 ■それを判断することによって第U領域のプランニングの時間を増やしていくのです。 一部フランクリン・コヴィー・ジャパン「7つの習慣」トレーニングプログラムより引用・表現しております。 |