第3章
7つの習慣(TM)

06 第五の習慣
理解してから理解される


■さて、この章も第五の習慣までやって参りました。

■「理解してから理解される」と、表題に書いてあります。

■いったいどういうことなのか、ご説明していきたいと思います。


■あなたは、相手と会話をしているときに何を考えて話をしていますか?

■ほとんどの方は、その話に対して何かを答えようとして聞いていませんか?

■相手が話し終わるといっきに話し始めたりする経験は、皆さんお持ちだと思います。

■特に男性の方は、「自分だったらこうする」とか、「自分だったらこうした」と、経験談を話してしまうのではないでしょうか。

■これは、相手にただ自分のことを話しているだけであって、相手にしてみたら何ら解決策にはなりません。

■ではどうしたらいいのでしょうか。


■まずは、相手を理解してあげることです。

■この「理解する」には、4段階のスキルがあります。

@話の中身を繰り返す・・・相手が言ったことを単純にオウム返しで答える。(頭脳を使っていない。)

A話の中身を自分の言葉に置き換える・・・相手の言ったことを頭脳を使って考えて、自分の言葉で表現する。

B相手の感情を反映する・・・何を言っているかよりも、どう感じているかに重点を置いている。

C内容を自分の言葉で言い、同時に感情を反映する・・・誠意を持って相手を理解しようとし、話の中身を自分の言葉に置き換えて感情を反映する。


■@は、ただ流して聞かれてると相手は認識してしまい、何も話さなくなってしまいます。

■一番酷い聞き方ですね。


■Aはいかがでしょうか。

■これは、多くの人が普通にしていることではないでしょうか。

■「認識」ですね。

■主に左脳を使っていると考えられています。


■Bは、感情を表現しています。

■つまり、相手の話が悲しい話だったら聞き手が涙を流す行為にあたります。


■そしてCは、AとBの総合的な表現でしょうか。

■聞き手に求められるスキルは、Cになります。

■あなたは、どの段階を使っていますか?

■Cのスキルを使っている人は、大きな精神的な空気を与えることができます。

■そうすることによって相手の心がオープンになり、より信頼関係を土台にしたコミュニケーションが図れるようになります。

■これが、「理解してから理解される」の中身です。

■映画を見ているときに悲しいシーンになると泣いている方がいますが、それに近いものがあるのでは?と、私は思います。

■是非、活用してみてはいかがでしょうか。



一部フランクリン・コヴィー・ジャパン「7つの習慣」トレーニングプログラムより引用・表現しております。
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