08 第七の習慣
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■さて、『刃を研ぐ』なんて言葉をあなたは耳にしたことはありますか? ■この章では、この『刃を研ぐ』について考えてみたいと思います。 ■ある日の朝、旅人は山の中を歩いていました。 ■奥深い森の中、汗を流しながら一生懸命に木を伐っているきこりを見かけました。 ■そして、同じ道を戻ってみると、朝と同じ場所で大粒の汗をかきながら一生懸命に木を伐り続けていました。 ■あまり作業は進んでいないようです。 ■旅人は、足を止めてよくよく見るときこりが使っているノコギリの刃はボロボロでした。 ■旅人は、きこりに声をかけました。 ■「きこりさん!きこりさん!そんな刃こぼれをしたのこぎりじゃ、木はなかなか切れないよ!一度手を止めてのこぎりの刃を研いでみたらどうだい!!」 ■「いやいや、旅人さん!わしは、一生懸命木を伐っているんじゃ!忙しいんだから話かけんとくれ!!」 ■皆さんの日常はいかがですか? ■毎日毎日やるべきことに追われて、結果ばかりを出すことに集中していませんか? ■それは、自分自身の切れ味を悪くしているのではないですか? ■きこりの大切な道具と同じように、私たちの大切な道具は身体です。 ■その身体の切れ味が悪ければ良い仕事が出来るはずがありません。 ■時には、仕事や日常のことを忘れて身体の刃を研ぐ時間を作ることも必要なのです。 一部フランクリン・コヴィー・ジャパン「7つの習慣」トレーニングプログラムより引用・表現しております。 |