第1章
ピープルスキル

01 ピープルスキルとは?


■皆さんは、「ピープルスキル」という言葉を聞いたことがありますか?

■実は、この文章を読んでいるあなたにもこのスキルを持っています。

■人と会話したり仕事を依頼するとき、恋人や家族と会話するときにもこのスキルは使われています。

■そこで、あなたはどんなことに気を使って話をするでしょうか。

■こんなことを考えた事がありますか?

■ピープルスキルの根本はそこにあります。

■では、もう少し掘り下げて考えていきましょう。


■ピープルスキルとは、「他人に対していかに愛情をもって接することができるか」という能力をいいます。

■あなたが、恋人に対して抱く愛情と同じで、それをいかに他人に示せるかどうかということです。

■「初対面の人にそんな愛情をもてるはずがない」なんて思う必要はありません。

■なぜなら、サービス業がそれに当たるからです。

■私は、長年もの間サービス業をしてきました。

■これは私の経験ですが、愛情をもった接し方をするとお客様でも従業員同士でも会話が弾むときがあります。

■まさに、このピープルスキルを使って得た楽しい一時です。

■上司ならなおさらこのスキルを使って部下を引っ張ってもらいたいと思います。

■ではここで仕事上に置き換えて考えてみます。

■あなたならどちらの上司についていきたいと思いますか?

■このようなシーンで考えてみましょう。


■あなたは、あるプロジェクトの一員です。

■いくつか選択肢がある中であなたのプランが選ばれました。

■あなたは、その結果により自信とやる気に満ち溢れています。

■しかし、プロジェクトを遂行中あなたは、そのプランのミスに気がつき、上司に報告しました。

■さて、あなたならどちらの上司についていきたいと思いますか?

@失敗を頭から怒って怒鳴りつけるタイプ。
A一緒になって失敗の真の原因を考え、プラン修正のヒントを与えてくれるタイプ。

■私ならAですが、あなたは?

■上司が部下に対して愛情をもっている人ならおそらくAを選択された人が多いのではないでしょうか。

■私は、2年前に上記のようなプランミスをしてしまい、その時の上司の対応は@でした。

■自信もやる気も無くなりました。

■ただ悔しい思いでいっぱいになり結局、プラン修正をすることも無く終わりました。

■頭から怒られるのは、人としてあまり良い気分にはならないと思います。

■その上、上司に対しても信頼が無くなりました。


■賛否両論あると思いますが、今回のシーンで学んでいただきたいことは、どんな上司についていきたいかということではありません。

ピープルスキルとは何かを学んでいただきたいのです。

■ご理解いただけたでしょうか。

■もし分からないことやご質問があるようでしたら是非、メールにてお送りください。

■できる限り、返答させていただきたいと思います。


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